2015年05月05日

特別授業【同人ゲームをルールを読んだだけでえらそうに語る その3】

ボードゲーム大学 特別授業




シミーズ校長が(ルールを読んだだけで)語りつくす!
ゲームマーケット2015 最高に面白いゲームはたぶんきっとコレだ!
・・・と思うんだけども、違うかも。
その3




注意
※あくまで個人のルールブックを読んだだけの感想です。実際の作品を評価するものではありません。4月28日現在のゲームマーケット2015のサイト情報を元に作成しています。写真はそれぞれ作品のオフィシャルページ、もしくはゲームマーケット2015公式サイトにアップされたものを使用しています。掲載に関して問題等ありましたら「 kurashitobgアットgmail.com」までご連絡ください。デザイナーの家族が過剰に反応する等、掲載に問題がありそうな一部の作品に関しましては諸事情によりランキングから除外させていただきました。なかには間違ってルールを読んだと思われる同人じゃないのや新作じゃない作品が入っている可能性がありますが「ゲームマーケット2015の会場で販売される」「ルールを読んで面白いと思った」という2つの基準を優先して掲載しております。





その3
ベスト5発表!
まさかのゲームが1位に!


ベスト5はハイレベル! 人気のあのサークルを抜き1位となったのは・・・。




5位
5位
鋼鉄と火薬
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■ブース番号 F09 ■ブース名 Moaideas Game Design

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【ここがきっとポイント】テックツリー(技術ツリー)のミニマリスム。初期手札5枚をのぞくと、わずか30枚のカードでテックツリー。しかもそのうち5枚はワンダーだ。前作「デザインタウン」同様、カードの両面を効果的に使っており、リソースとして使うとアクションとして使えない、逆もまた然り、のジレンマ。またテックツリーのゲームとしては珍しく、場に出したカードを手札に戻す。これによって少ないカードで拡大再生産を見事に演出している。×【もしかしたらマイナスポイント】運の要素が一切ない完全情報。ミニマルなことも手伝って、なにか絶対的な手筋が見つかってしまうかもしれない


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スチール&ガンパウダーって読む。台湾の人なのかな。俺もそっちはさっぱりわからないよね。





4位

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■ブース番号 J38 ■ブース名 米光と優秀なゲームデザイナーズ

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【ここがきっとプラスポイント】神経衰弱。ただしペアをつくるのではなく、1-2-3-…とめくっていくことが目標。割れたビスケットは1にも2にもなること、トントンと魔法をかけた後にめくると1増えること、これらが新しい神経衰弱の形を提案している。すなわち、低い数は場に残らず、高い数のみが残っていく。一般的な神経衰弱に比べて覚える量が少ない。テーマとも合って子供から大人まで楽しめそうだ。×【もしかしたらマイナスポイント】先ほど書いた通り、1つや2つのビスケットは手番プレイヤーがそのまま取るか、次のプレイヤーが取る可能性が高いため、残っていかない。そうすると神経衰弱というよりは、めくりゲームの感覚が強くなってしまうかもしれない。

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神経衰弱なんだけど、そこにひねりが加えてある。「ポケットを叩くとビスケットが2つ!♪」って歌があるでしょ。あれをゲームにした感じ。サークル名にある米光さんっていうのは「ぷよぷよ」とか作ったデジタルゲーム方面の人で「想像と言葉」ってゲームを作った人。このゲームは米光さんじゃなくて、仲間の人が作ったゲーム。





3位
ブレーメンズ
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■ブース番号 G19-20 ■ブース名 大気圏内ゲームズ

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【ここがきっとポイント】「冷たい料理の熱い戦い(ウミガメの島)」や「キャメルアップ」風の、のっかって一緒に動くレースゲーム。手札から裏向きに1枚出して一斉公開でコマを移動させる。裏向き公開モノではあるが、これはあくまで歩数のみの話で、どのコマを動かすかは手番順に選ぶ。この手番順と、担当コマ3つに大きさがあること、数値最大のプレイヤーは動けないこと、これら要素がかんでただの裏向き公開とは一線を画す読み合いにつながりそうだ。 ×【もしかしたらマイナスポイント】特にマイナス材料はなし。

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「モテねば」で路線を確立した大気圏内ゲームズの新作。「モテねば」同様におしゃれなイラストに凝ったコンポーネント、そこにドイツゲームっぽいルールがのっかる最近の同人ゲームの流行の見本のようなゲーム。今回は「ミッドナイトパーティ」とか「こぶたのレース」を彷彿させるレースもの。こぎれいにまとめてある。バランス感覚がいいよね。今回もかなり遊べると思う。





2位
ひとひら
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■ブース番号  G17-18 ■ブース名 桜遊庵

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【ここがきっとポイント】袋から色とりどりのコマを引く。引いたコマはついたての前か後ろに置かれ、その位置により2種類の得点計算がある。コマの引き方に特徴があり、3回まで&合計8個までならば他に制限はない。つまり1回に1個引いても、8個引いても構わない。ただし、5色揃うか1色3個になるとバーストで、これがジレンマを生む。それから黒のコマはどの色にも姿を変え、引くときは良くないがその後は良い働きをする仕掛け。テーマのみならずシステムも洒落ている。×【もしかしたらマイナスポイント】得点計算がついたての前と後ろの2種類あり、ついたての前は「ケルト」式、後ろはマジョリティとなっている。このマジョリティ得点がどうも「ケルト」式のそれに合わせたためか、目立って激しい。

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流行の和もの代表。十二ひと重をテーマにした「襲ノ色目(かさねのいろめ)」っていうゲームを作ってたサークルの新作。和物で手堅いのをつくる中堅サークルだよね。取ったものをついたてのこっち側に持ってくるみたいなついたての前とうしろを使ったゲーム。これは俺も買いたい作品。





1位
長征
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■ブース番号 G23 ■ブース名 鯖書店
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【ここがきっとポイント】場に並べられたカードを、ただ1枚ずつ取っていくだけのシンプルなゲーム。種類ごとに取ったカードの枚数を競う。親プレイヤーによるケーキ切り分けと、八八を思わせる”出さされ”ルールによってシステマチックな面白みを強く感じる。近いゲームだと「ビブリオス」に似た感触とサイズ感。こちらはよりシビアにつくられている。×【もしかしたらマイナスポイント】マジョリティトップしか得点できない鋭いゲーム。「ビブリオス」でもこれがプレイヤー人数問題へとつながったが、やはり不安は残る。排他的なテーマ&アートワークはもちろん良し悪しではあるが間口は狭い。

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初参加のサークルでまったくのノーマーク。これは俺、テーマ的に興味があんまりなくて観測範囲にはなかった。だって紅軍(中国共産党)が1万2500kmを徒歩で移動しながら国民党軍と交戦した「長征」がテーマっていわれてもね。インストもしづらそうだし。あとイラストやデザインもかっこいいんだけど、紹介サイトをみた感じだと箱とかがなくてTCG用のデッキケースに入ってるみたいなんだよね。それで3千円するのはちょっと高いかなって。でも、当日ちゃんとした箱に入ってたら買っちゃうかも。



総評

校長の嘆き
締め切りに間に合わず、
入賞できなかった作品が多い!


シミーズ.pngいろいろ間に合わなかった。「しまんちゅ」「小人さんのやさい畑」は入れたかったな。それからあやつりみたいな「コネコラウンド」、超ミニマルな「すぺーすぺっとしょっぷ」、あとはまあ「憑者」とか「メデューサの箱」か、このあたりが入ったなあ。「グランツール」とか「滅亡帝国」もランクインを検討したかった、残念。


マスク・ド・SGの戯れ言
インディアンポーカー系とバッティング系には気を付けろ!

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今回のゲームマーケットは、インディアンポーカー系が多いんだよ。自分の札が相手にだけ見えるってやつね。「コヨーテ」が再販されたことが原因な気がする。 いつもと同じくみんながシンクロしてるっていうか・・・なんなんだろうね。
 だけどどれもなかなか「コヨーテ」を越えられない。同人で量産され続けるバッティングゲームがどれも「はげたかのえじき」を越えられないと一緒だよね。オリジナルのルールが明快。似たようなものを作れそうな気がするし、実際作るのは簡単なんだけど、オリジナルを超えるのは難しいんだよね。 一年前の人狼系ブームもそうだけどさ。

テーマでは流行は和物。ゲームの系統ではインディアンポーカーと、なぜかすごろくが異様に多い。あといつものよくあるバッティング系ね。あと百均で売ってる宝石を使ったゲームが異様に多い。目を引くし使いたくなる気持ちはわかるけどね。

今回の校長のランキングはあたりまえだけどルールを公開してるサークルしか出てないし、頻繁に情報を更新してるところが上位に多く入ってるような気もする。いくつか同じサークルのゲームが被ってるっていうのはそういう部分もありそうだよね。

 当日は、すでに人気のサークルは数をある程度作るようになってきてるから、そこまで急がなくてもいいんじゃないかな。逆に初参加のところは数を作ってないことが多いので、早めにって感じかな。そう言っておいて自分は手堅く抑えていく作戦なんだけどね(笑)。



終わり










Profile
シミーズ.png村の掟を破ってゲームの木をよじ登り堀の外へ。砂漠で暮らすピュアユーロ男爵。校長、SDJ賭博の予想屋、ノットフォーミーおじさんはそれぞれ別人格です!

無題.jpg同人ゲームが好きすぎて、おかしくなったマン。最近、同人ゲーム作家と仲よくなるにつれ、クソゲーの感想については口を閉ざし、ちょうちんマスクの異名をとる。
posted by 暮しとボードゲームおじさん at 00:35| 日記 | 更新情報をチェックする
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